11/26又吉イエス講演会

又吉イエスあるところにNoveDRiveあり。今回も外すことなく参加したのですがこの講演会の存在を知ったのが今日ですので、危ないところでした。学校にもたまには行ってみるもんですね。

はじめに

今回は又吉先生がレジュメを準備してくるという気合の入れようでした。参加した学生も結構真剣に話を聞きに来た感じの方も見受けられましたが、オモシロ半分の輩がほとんどでした。正しい又吉イエス先生の楽しみ方です。750人収容の大教室で200人くらいはいたのではないかと思われます。

憲法9条について

まずはいつものハイテンションで憲法9条条文を読み上げたうえで以下のようなお話をされました。レジュメを基にして記載します。数字見出しはレジュメの内容、通常フォントが補足説明、赤字は私のツッコミです。

1.唯一神又吉イエスは「物事の裏表の真実」そして「物事の意識・無意識の真実」を読む者。

政治家又吉イエスの話していることは他の政治家と違うと感じるかもしれないが、それは又吉イエスが真実を語る   者であるからだ。又吉イエスの話すことに誤りはない。
早い話が私は神であるから、私の話していることこそが真実なのだ、ということですね。相変わらず他人にはマネできない前提を持ってきておられます。

2.憲法9条を他の法律の条文と同一視してはならない。

これについてはこれから順を追って話していく。

3.他の法律の条文と同じように条文解釈に終始してはならない。

日本国憲法が制定されてから50余年が経つが、9条の結論は出ていない。今日、又吉イエスがこの議論を終わらせる。条文をいかに解釈するかという議論は誤りである。

4.日本国憲法は連合国最高司令官マッカーサーによって、起草されたものである

5.マッカーサーは太平洋戦争中、フィリピン沖で日本軍の為に一度退却している。その時の言葉「I SHALL RETURN」(私は帰って来る。)は知られている。
そのマッカーサーの相手であった日本軍は、玉砕戦法までとり、沖縄戦では特攻攻撃まで敢行した。その日本軍こそが、天皇中心の国粋主義・軍国主義の日本帝国陸海軍であった。多くの命を失わせた連合国最高司令官マッカーサーは、天皇中心の国粋主義・軍国主義の日本帝国陸海軍の危険・怖さを身をもって知る者であった。

したがってマッカーサーはこのような脅威を防ぐことが必要であった。

6.すなわち、マッカーサーの日本統治・改革の大目的の一つは「日本の天皇中心の国粋主義・軍国主義・軍事大国化はまかりならん。」というものであった。

これこそが9条の真意である。

7.6の表れが憲法9条である。すなわち、憲法9条の真意は、「日本の天皇中心の国粋主義・軍国主義・軍事大国化はまかりならん。」ということだ。それを、世界平和の究極の目的を謳いあげる文言によって、行っている。

戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認は究極の平和である。今の条文解釈に終始している議論の中、ここにいる学生はこのような話を聞いたことはないはずだ。日本の軍事を戦前に戻すようなことがあれば、それは世界平和の妨げとなる。
ちなみに自衛権は正当防衛権として固有の権利であるから憲法が取り上げることはできず否定できない。日本が自衛権を持たなければ戦争紛争テロは日本へと及ぶだろう。
聞いたことあるんですが・・・

8.従って、憲法9条は条文通りに解釈するものではなく、日本がそこに向かわなければいけない目的である。具体的には、現在の国際情勢において、固有の権利である自衛権と本来の責務である世界平和を守る働きを、常に見極めることである。そして、その見極めは、絶対的世界平和を実現する政治、唯一神又吉イエスの世界経済共同体へ向けてであることは、当然の理である。

自衛権は持つべきだ。そして世界平和の為に自衛隊はイラクの治安を守るべきだ。しかし今の政府は条文解釈によって国外での戦闘行為ができない状態である。だから又吉イエスが総理になって9条問題は解決する。自衛権を逸脱するかしないかを見極めることが重要であり、それができるのは又吉イエスだけである。
ぼちぼちエンジンがかかってきました。最後の1行以外はまともな話です。

9.以上のことから、憲法9条を変える必要はまったくない。変えるなら、その真意を表す文言にすべきである。

現在の改正は改悪であって、国粋主義・軍国化の道を戻るだけだ。

憲法9条については、だいたいこんな話だったのですが、基本的にこの話は全て憲法9条の議論をする際の前提の話です。ほとんどの学者・政治家はこの前提をふまえたうえで条文解釈をしているのだ、というツッコミは野暮でしょうか。

イラク問題

これについては11/6の講演会で「アメリカ大統領選挙でブッシュは勝たなければいけなかった、とは言いませんが負けてはならなかった」という気になる発言があったため興味はあったのですが、よく考えれば又吉イエスはイエスキリストの再臨なわけですから、イスラム教をよく思わないのも当然かなとは思います。

1.大量破壊兵器の有無の問題。アメリカとフセインの。

アメリカが大量破壊兵器を発見できずイラク戦争の意義が問われているが、これは元をただせばフセインが大量破壊兵器を持っていることを否定せず、持っているフリをしたことに責任がある。イラク戦争の半分以上がフセインの責任である。
レジュメがなんか適当になってる気がしますがたぶん気のせいです。

2.イラクの現状認識。政治は現状を無視するものであってはならない。

イラクでは毎日200人から300人の人命が失われている。これらの解決の為に動くのが政治の責任だ。

3.フランス・ロシア・中国・ドイツ等の責任。政治の第一義は人々の命を守ること。

2.の現状で以上の国がイラク復興の為に派兵しないのは無責任だ。

4.アメリカの一国中心主義とアメリカ軍の認識。

アメリカは軍事バランスのトップであるから、そこから滑り落ちてはいけないという意識があるためアメリカ軍が一国中心主義の考え方になることは仕方のないことだ。

5.アメリカ大統領選で、「ブッシュは勝たなければいけなかった。」とは言いづらいが負けてはいけなかった。武装勢力とテロリストを突き上がらせなめられる。そうなると、更にイラク情勢が悪化する。

ケリーが勝てばテロリストは「アメリカ自体がブッシュ(イラク戦争)を支持していない」と受け取る。それによってテロリストが増長する。

6.イラクは北部のクルド人自治権問題、スンニ派とシーア派の確執・対立があり、それに国際テロリストらが絡んでいる。仮にアメリカ等が引き上げるとイラクは自壊作用を起こす。

そのような事態に陥れば、100年戦争にもなりかねない。

7.イラクは世界を守るべき所。フランス・ロシア・中国・ドイツ等は直ちに派兵して治安維持に当たるべき。そして、世界で復興させるべきところである。その為に国連が立ち上がるべき。そうすれば、イラク国民は納得でき、武装勢力・テロリストらはしぼむ。

文言どおりです。

8.独裁者のフセインを倒したのはアメリカであり、そのアメリカにイラク国民が立ち向かうのは論理の矛盾。その矛盾は大切なことだ。

イラクはフセイン政権によって心底困窮していたという前提によるお話です。

9.毎日多くの人命が失われるイラク情勢の原因は何か。イスラム教のあまりの誇り高さと血気に逸る精神にある。我慢が必要である。やり合うのは武力・暴力を用いず口・言論の程度でやるべきだ。命のかかることで我慢不要論は真理ではない。

アッラーなどいない。神はここにいるのですから。
もうどうやって突っ込んだらいいのかわかりません。

10.テロは人間の道でないことにおいて、殺人に過ぎない。それでは人類社会が成立しない。

政治で、口で解決していかなくてはならない。

11.アメリカは単に侵略するためにイラクに行っているのではない。

文言どおりです。

12.アメリカが日本統治を行って、現在の日本があることも、イラク国民は理解すべきである。

イラクは今我慢のときだ。「右の頬を打たれたら、左の頬も出しなさい。」これは昔私が言ったことだ
不思議なことに今回の講演会ではこの辺の話をしたときに笑う人がほとんどいませんでした。

13.世界各国・人類一人びとりが幸福になることが出来る世界経済共同体への政治を、唯一神又吉イエスが始めている。

文言どおりです。

14.唯一神又吉イエスはアメリカの味方ではない。ただ、イラクをはじめ、世界を守るために「モノ」を言う者に過ぎない。その論理・正論を言う者である。

決してアメリカの味方をしているわけではなく、現状の平和を維持するための正論がこうなるに過ぎない。

と、いう感じです。ここまでで約1時間。開始時間が押したため残念ながら質問の時間はありませんでした。まあ質問をしたところで「唯一神又吉イエスは神であるため全て正しい」という前提が覆らない限り議論になりようがないのでそれはそれで構いません。
最後に以下のようにお話になって、本講演会を締めくくりました。

又吉イエスと又吉イエスが創設した世界経済共同体党は世論の50%以上が支持し、衆議院を解散させる。それは小泉政権を又吉政権へと移行させることだ。それはできることだ、なぜなら私は神だからだ。

みなさん、私についてきてください。


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